本記事では30歳前半で通信業大企業情シス→製造業大企業情シスに人生で初めての転職をした私「デイ」本人の実体験をもとに記載します。
大企業で情シスをやってる方や大企業の情シスに入りたい人などに参考になればと思います。キャリアプランや考え方がこんな人もいるんだなと思ってもらえれば幸いです。
本記事は「転職準備編」ということでデイの経歴、転職に至る経緯、転職する上で何を準備したかをお伝えします。ほかにも「転職活動編」「転職後編」も記載する予定です。
個人特定を避けるためにぼかしている部分や事実と多少異なる部分を意図的に入れてます。大枠には影響ないようにしてますが、ご了承ください。
- 30歳前半での情シスとしてのキャリアプランがリアルな事例を通して分かる
- 大企業情シス間の転職で必要な準備が分かる
Youtubeに本記事の動画も前編、後編で上げておりますのでこちらも是非ご覧ください。
転職の背景
転職時のスペックとキャリア
私のスペックとしてはインフラエンジニアの30歳前半で領域は以下です。
- ネットワーク[オンプレ環境の企業NW全範囲]
- セキュリティ[ネットワーク、エンドポイント、資産管理]
- コミュニケーション基盤導入、展開
- プロジェクトとしては小規模~中規模[領域リーダー、全体15人、自身の領域5人]の経験が数年間
資格に関してはざっくりと以下です。
- ネスぺ、セキュスペ
- ベンダ資格少々
- クラウド資格入門編
キャリアとしては以下流れで1社で経験を積みまして、今回の転職が初めての転職になってます。
- 3年ほど新卒入社後に通信業大企業でネットワーク領域でSIを提案~設計まで経験
- 2年半ほどセキュリティ関連部署に異動してセキュリティのSIを提案~設計まで経験
- 自身の希望で社内公募制度で情報システム部門へ異動
[かなり当時の部門の方には反感を買う] - 3年半ほど全社メール切替、コミュニケーション基盤導入、PC入れ替え、セキュリティなど経験
3年ほどでやることを変えて色々経験できたのはよかったと思ってます。
自身でもキャリアについては入社時から大枠では考えていて、社外へのSIを数年経験して技術力を身に着けたら情報システム部門へ行きたいとは思っていました。
余談ですが、大企業だからか社内公募制度で情報システム部門へ異動した際はかなり元の部門の偉い方には冷たく扱われて悲しい思いをしました。今まで気に入られていた偉い方も人事部門から公募決まった際に伝達が来たときは大激怒だったようです。。。
人事制度があって本人のキャリアのためでも中々こういった制度使う人がおらず、裏切りのように見えてしまうのも大企業あるあるかもしれません。
転職の理由
転職の一番の理由は昔から決めていたからになります。
すみません。意味わからないこと言ってしまい。
正確にはキャリアプランとして考えていたものを実行するために転職を実行しました。
私自身キャリアプランとしてまずSIerのSEとして社外に対して提案や構築を行って技術力をつけていき、コアになる技術ができたら情報システム部門へ異動して社内SEとしてキャリアを積んでいこうと考えていました。また3年ごとに技術領域や環境を変えることでキャリアを広げていけると思ってました。
キャリアとしては新卒で入って少ししてから10年後こういうキャリアを歩んでいきたいかは考えていて今回の転職を実行しました。
ちなみにですが、新卒時に考えていたキャリアは以下でして少しずつブラッシュアップしていきました。最終的な目標決まってないのですが、10年後までは考えることにしてます。
- 5,6年はSIerのSEとして社外に対してSEとして技術力を磨く
- 3年程度は一つの会社で社内SEとして今までと逆側の立場で経験を積む
- 転職して別の会社で社内SEとして違う環境でも活躍できるようになる
補足なのですが前職の給与やワークライフバランスや職場関係はかなり良くて満足しました。
初転職をしようとした際の阻害要因にだったもの
正直初転職で色々な理由で転職事態本当にしてもいいか悩んだ部分はありました。ここは後述[転職活動編で記載予定]する中で乗り越えて転職した形になります。
- ワークライフバランスが変わって私生活に影響が出る
→前職はリモートOKで頻度も高かったので子供がいる環境で転職時にとても不安でした。 - 今の会社でもある程度出世とか見えててそれを捨てるかもしれないこと
→前職では評価もいただいてまして今後も早期出世等ある程度見えていました。ここを捨てて次の職場で人間関係等うまくいかなくて評価されなかったらどうしようとか考えました。
初転職の阻害要因をどう乗り切ったか
それぞれ以下のように乗り越えて転職しました。最終的にはやってダメだったら考えようと割り切って勢いも重要だったと思います。
- ワークライフバランスが変わって私生活に影響が出る
→現在のリモートワークの頻度と、転職においてどの程度のリモートワークが許容できるかを具体的に考え、その条件を転職の重要な要素としました。面接の際には必ずこの点について質問しました。また、転職前の会社が社長交代などで方針が変わり、出社が求められる可能性もあることを考慮もあると最後は納得しました。 - 今の会社でもある程度出世とか見えててそれを捨てるかもしれないこと
→これは転職をしてキャリアアップしようと考えている人には持ってはいけない考えだなと自分を納得させました。現状の評価は今の上司、同僚、役職がそろっていてできるもので大企業で異動とかあれば転職と同じくらい仕事が変わることを考えると出世がしやすそうと思ってたこと自体がまやかしだと考え直しました。
転職準備として申し込み前までにやったこと
転職について知る
相手を知らないと闘えないと思いましてまずは転職活動とは何をすればいいかをゼロから学ばないとと思いました。
私の作戦としてはYotubeを複数見て情報収集することです。
最終的にはサラタメさんの転職活動の長編動画をなんどか見たのが一番ためになりました。時間がかけられる人は複数見てみるといいかもしれません。
【本気の永久保存版】これが最短ルート!「転職活動 完全ガイド動画」をガチでつくってみた。
この1本で本当に全体わかりました。個人的に本当に感謝しております。
転職の目的と条件を決める
転職の目的と譲れない条件を決めました。
グループ会社子会社ではなくグループ親会社の情報システム部門にいく
私の目的は上記でした。私の元会社が大きな会社ではあったのですが、グループ子会社でして情報システム部門としてある程度親会社のことを聞いたりと制約がありました。そこで転職をするなら別環境でさらにキャリアを積むことを目的として転職をすることにしました。
- グループ親会社の情報システム部門
- 前職とは別業種の会社
- 年収は前職と同じか少し上
- リモートは制限なくOK[出社があるのはOK]
- ベンダーに丸投げの情シス部門でない
- 出社する際に1時間以内の場所
その他あったらいい条件としては以下です。結構その中でも重視したのは株価、業績の部分とIT投資しているニュースとかがあるかになります。これは業績悪いと情報システム部門として新しいことができずに成長できないリスクがあると考えたからです。
- 大企業で誰でもわかる企業
- 中途の人の割合が多い
- 育成とか資格取得支援がある
- 株価、業績が近年成長している
- IT投資を近年していてメディアにも取り上げらている
後は転職面接をして転職時期は考えておいたほうが良いと思います。最終面接受かるとすぐ内定承諾して1,2か月後には転職することになります。
転職エージェント探し
転職エージェントとしては私は「DODA」しか利用しませんでした。理由としては掲載数が多いことが一番になります。また今回はある程度大きな企業へ転職しようと考えていたのでその場合は「DODA」一番知名度もあって良いかと思ってました。最初に相談等も登録後すぐしてくれたり、職務経歴書フォーマットもあって支援も充実していました。
ビズリーチも登録だけはしたのですが、たくさん面談依頼やスカウトが来てしまってどうするか分からず私には合いませんでした。。。
職務経歴書の作成
職務経歴書の作成は「DODA」の職務経歴書フォーマットを利用して作成しました。ここは前述のサラタメさんの注意することを意識して記載したら間違いないと思います。面接を意識して記載するとよいです。
こちらに関しては私のオススメは転職する時期でなくても3年おきくらいでいいので職務経歴書を記載しておくことです。私自身3年おきに職務経歴書を更新しています。
こちらをすることで自身のキャリアを見直したり、今後どうするか考えるきっかけになることと何時でも職務経歴書があるので転職して挑戦する準備にもつながります。
面接練習
面接もサラタメさんのいうことを注意しながらやっていけば間違いないです。すみませんそれし言っておらず。。。
私自身としては職務経歴書がしっかりと記載できていることと、5年後の自身のキャリアがはっきりと言えれば苦労することはないので面接練習は実際の転職面接で鍛えていくのが良いと思ってます。本命の前にいくつか面接しておくと良いと思います。
まとめ
少しでも皆さんに転職準備編として見ていただき参考になればと思います。
今回は転職準備編ですが、「転職活動編」「転職後編」も記載しようと思います。
「転職活動編」も以下記載しておりますのでご覧ください。