BoxWebブラウザとBoxDriveのどちらを使うべきか【比較】

BoxWebブラウザとBoxDriveについて
BoxDriveを使った場合に困ること
BoxWebブラウザとBoxDriveの機能比較表
BoxWebブラウザとBoxDriveのどちらを使うべきか【結論】

BoxWebブラウザとBoxDriveについて

BoxにはWebブラウザかBoxDriveというエクスプローラー形式の２種類の使い方があります。それぞれの特徴以下の通りです。結論からいってしまうとBoxはWebブラウザで利用することをお勧めします。理由について機能比較等もして記載してます。

BoxWebブラウザ
ウェブブラウザでBoxへアクセスします。Boxのフル機能を使うことができます。

BoxDrive
WindowsのExplorerやMacのFinderと同じUIで容量無制限のBoxへアクセスし操作することができるクラウドドライブです。利⽤できるBox機能には制限があります
https://www.box.com/ja-jp/drive

BoxDriveは従来ファイルサーバーを利用している場合は同じくエクスプローラ形式で今まで通り利用できるので使われることが多いです。クラウドストレージをもともと利用している方はBoxWebブラウザで利用される場合が多いかと思います。

BoxDriveを使った場合に困ること

BoxDriveはあくまでファイルサーバと同じようにエクスプローラ形式でBox内データにアクセスするために利用できるツールになります。ファイルサーバから移行した際に暫定的にファイルサーバと同じ利用感で使えるものなのですが、Boxの便利な機能をほとんど使えないです。

エクスプローラのパスがユーザープロファイル配下のため、パスがユーザー毎に異なる従来通りパスをコピーして送っても送った相手はアクセスできずに使えません。
Box Driveフォルダのデフォルトの場所の設定
同時編集しようと開くと、競合ファイルができてしまう
BoxDriveはローカルでキャッシュを持って開く形式なので各自が同時編集すると競合して複数ファイルが保存される仕様になっています。
ファイルバージョンの競合
BoxDriveはキャッシュを最小でも1GB以上キャッシュに使ってディスクを圧迫する
BoxDriveはユーザープロファイル配下に開いたファイルのキャッシュを最低1GB～最高25GBキャッシュを持つ仕様になっています。(ディスクの空き容量の50%が最大)
Box Drive管理者向け技術情報
BoxWebと比べてできないことが多い
次の章に機能比較詳細は記載しますが、特に困るのはコラボレータの招待がBoxDriveではできない、ファイルの全文検索ができない、ブックマーク機能が使えない、BoxRelay、BoxSign等々多くのBoxで利用できる機能が使えません。

BoxWebブラウザとBoxDriveの機能比較表

BoxWebはすべての機能を利用できますが、BoxDriveでは一部機能を利用できません。
BoxWebとBoxDriveを比較してみました。
BoxWebが使える機能が多く、Boxで共同作業をするのに必要な機能(コラボレーション、共同編集、コメント等)がBoxDriveでは利用できません。

〇…利用可
△…一部利用可
×…利用不可

	BoxWebブラウザ	BoxDrive
アップロード	〇	〇
ダウンロード	〇	〇
ファイル編集	〇	〇
フォルダ色分け（個⼈/⾃社/他社）	〇	×
コラボレーション	〇	×
Box Notes	〇	×
共有リンク作成	〇	〇
ファイルロック（Officeファイルのみ）	〇ロックを行ったユーザー以外はプレビュー表示になる	〇ロックを行ったユーザー以外は読み取り専用になる
共同編集（Officeファイルのみ）	〇 Microsoft Onlineで開く	×
プレビュー	〇	×
コメント	〇	×
アノテーション（注釈）	〇	×
コレクション	〇	×
検索	〇	△ エクスプローラの検索は可ファイル内検索不可
ごみ箱から復元	〇	×